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新しい仕組みでの学校づくり、最後まで子どもの味方でありたい！

通信制の高校には、多種多様な子どもたちが学びに来てくれています。
興味を持って楽しく参加してもらえるように工夫して授業をしています！

教員・教えることへの憧れ（学生時代）

高校時代に２つの経験があって、私は教員になることを意識するようになりました。
１つ目は、学校の勉強と社会が繋がっていることに授業で気づかせてもらえたことです。社会科（世界史）の先生が、教科書の内容だけではなく、サッカーや漫画、アニメの話や、実際に行った旅行で自分が感じたことなどを、例として具体的に挙げながら、世の中で起きていることと世界の歴史とのつながりを、丁寧に解りやすく説明してくれたのでした。その時の先生は、今でも私の印象に強く残っています。
２つ目は、友人と勉強を教え合っていた時に、「教えるのが上手いね！」と言われたことです。褒められたことが嬉しかったのもあって、より意識して教え方を研究しました。ある時、そんな私の噂を聞いていた担任が笑いながら「斎藤先生～」と呼んできたこともあったりして、少しずつ「自分は先生になる」と意識し始めた記憶があります。

教員に疑問と不安と、通信制学校との出会い！

高校時代に自然な流れで「教員になろう」と決め、大学に入ってからも迷わず教員免許の取得に向けて勉強しました。史学科で社会学を専攻したのですが、趣味で音楽とバイクにものめり込みました。そんな自分の「好き・得意」を活かして、音楽の視点から社会・文化の変化を卒論のテーマにしたりして、大学生活はかなり充実しておりました。
しかし、ちょうどその頃、世間では教員の問題が様々と出るようになり、それが気にかかって進路に対して具体的に動けないでおりました。特に、私立学校での校則の問題などもニュースで見聞きするようになると、だんだん自分の将来に不安を持つようになってしまいました。３年生、４年生と進級していくものの、進路に自信を持てなくなっており、就職活動をすることができませんでした。ただ、教えることそのものは好きだったので、塾で講師をして過ごしていました。大学４年生になっても本気で就職活動をすることなく、そのままなんとなく過ごしていただけでした。
卒業式が目の前となった３月、通信制の学校の存在を知る機会がありました。今までの常識にとらわれず、新しい仕組みや制度で生徒と向き合うという学校のスタイルに驚きを感じ、魅力も感じました。すぐに動き出し、通信制学校のティーチングアシスタントを紹介する企業を見つけ、そこで郁文館の「ＩＤ学園」を知ることになります。新しい学校のスタイルと「子どもたちの幸せのためだけに」という教育理念に魅かれて、ＩＤ学園にお世話になることにしました。最初はアルバイトからスタートして、いろいろ経験した上で現在に至ります。

ＩＤ学園での、アルバイト時代から現在まで（夢学園での成長）

最初は週２日のアルバイトからスタートをして、半年後には週５日の勤務となりました。その時から、授業を受け持つだけではなく、進路指導にも関わらせていただくようになりました。模試の運用など、とにかくいろいろと関わりながら、半年間、子どもたちと向き合っているうちにＩＤ学園がとても好きになりました。そして、「もっとこの学校に関わりたい」と思うようになりました。そして、様々なことに挑戦する機会をいただきましたが、特にＳＤＧs関連に関わらせていただいたことはとても良い経験となりました。
私がＩＤ学園に勤め始めたのはまだ学校が立ち上がったばかりの頃でしたので、とにかく初めてのことが多く、ＳＤＧsに関しても、それ自体について勉強するだけではなく、実際の活動を知ってもらうために試行錯誤の連続でした。先輩の教職員の方々からサポートもいただきながらですが、外部講師をお招きして行う講義のカリキュラム作りから運営までを担当したこともありました。中でも印象に残っているのは「子ども食堂」を運営するＮＰＯ法人の代表の講義で、その方のから熱い想いを聴いた生徒たちはとても感銘を受けて、それをきっかけにボランティアで参加するようになった子たちもいるほどです。
通信制の高校には、多種多様な子どもたちが学びに来てくれています。学校の教員としてだけではなく、私は、最後まで生徒の味方であろうと思っています。聞かせるだけの授業ではなく、興味を持って楽しく参加してもらえるように工夫をしています。
大学時代には考えてもいなかった環境で日々過ごしていますが、非常に充実しており、自分自身が成長できていると実感しています。
ＩＤ学園では、チャレンジ精神をもって能動的に活動したい方をお待ちしています！！