先輩たちの活躍

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藤井 崇史先生 社会科

Fujii Takashi
キャリア年表
1年目
民間
企業
営業・プランナー

営業VP賞受賞
部門トップセールス

2年目 マーケティングディレクター

東京インタラクティブ
アドアワード 企業代表選出
全社トップセールス

3年目 マネージャー

東京インタラクティブ
アドアワード ブロンズ賞受賞
第1回全社プランニングコンテスト
(個人部門)優勝

4年目 ITベンチャー

知人と起業する
上海支社立ち上げ
ベンチャー企業に勤務しつつ、
郁文館にて講師開始

5年目
6年目
7年目
専任
講師
副担任
郁文館中学校
8年目 郁文館グローバル高校
9年目
10年目
専任
教諭
担任
11年目
12年目
13年目
統括
主任
14年目
15年目
16年目
人材開発室 副室長
17年目
人材開発室 室長
藤井 崇史先生先生

感動できる仕事との出会い

民間企業を経て入職し、培ってきた実社会での経験と感覚を、夢教育の実践に活かす。
現在は「日本一、教員が成長できる学校づくり」に挑戦中。
教員を目指した原点

 学生時代、勉強は苦手でした。何のために勉強するのか、誰も教えてくれませんでしたし、自分自身でも腑に落ちる答えを見つけることができませんでした。
そんな中で出会ったのが、バンドです。紆余曲折があり、高校1年からヴィジュアル系バンドのドラマーをやっていました。卒業後は、学力もお金もなかったこともあり、そのまま音楽の道を目指していました。しかし、才能も実力もなく、結局2年経っても全く芽が出ませんでした。
 音楽活動は20歳までと決めていましたので、うまくいっていない現実と向き合うのは、それなりにきつかったのですが、色々と考えた末、
「自分の夢が叶えられなかったので、今度はその夢をサポートする側に回ろう」という次の目標を見つけました。
また、そもそも私自身が、こういう自分の夢や将来の目標に対して、本気で向き合って、ぶつかってくれる大人と出会った記憶がありませんでした。もし、そういう大人が少ないのであれば、私がなろうとも考えました。そこで浮かんだのが教員です。
20歳から教員免許をとるべく、大学を目指して勉強を始めました。

実社会経験から教育に生かせるもの

 大学入学後、社会心理学を研究をしながら、一人旅やボランティア等で様々な大人と出会いました。その中で、自分自身が世の中について、あまりにも無知であると痛感しました。社会科教員を目指すのに、社会を知らないのはまずいと思い、まずは30歳まで、民間企業にて広く社会を見渡す経験を積もうと考えました。
そんな判断軸を持ちながら就職活動を行い、大学卒業後は、大手広告代理店や人材サービス企業にて、営業やプランナー、ディレクターを経験し、マネージャーやディレクターなどの管理職も務めました。知人とベンチャーを起業し、海外拠点を立ち上げ、様々な国籍の方と働く機会もありました。成功体験から天狗になってしまい、直後にその鼻をへし折られ、大変恥ずかしい思いをしたこともあります。リーマンショックを経験し、手痛い失敗もしました。
 これらの経験の中には、教育にも生かすことのできる多くの学びがありました。例えば、業界や職種関係なく、活躍している人の共通点とは、時代や状況に合わせて自分を変えられる「しなやかさ」と、変なプライドにとらわれず行動に移すことができる「率直さ」と、常に勉強する「謙虚さ」を持ち、「PDCAサイクルを回し続けられる人」ということがわかりました。
 生徒とともに夢への目標を考える時、これらを「生き抜く力」の実践例として伝えることで、生徒は専門性の勉強だけでなく、普段の生活の中での目標をイメージできるようになります。

郁文館との出会いと成長

 30歳となり、教員を本格的に目指そうと公立校の友人の話を聞いたり、いくつかの学校に足を運びました。正直なところ、現実の教員や学校の実態を、魅力的に思えませんでした。そんな中、「子どもたちの幸せのためだけに学校はある」という理念を掲げ、ワタミ創業者である渡邉が理事長を務める郁文館と出会いました。自身の民間企業での経験を生かせる校風と、生徒第一主義を本気で実践しようとしている姿勢に興味を惹かれ、入職しました。

    郁文館にはチャレンジ精神旺盛な教職員が多くいます。これまでに私自身が数々のプロジェクトに携わる中で、仲間と切磋琢磨しながら、成長できたという実感があります。また、郁文館の教員は、子どもたちの幸せにつながっているかどうかを考え抜き、すべてを判断します。一見当たり前のことですが、これもやりきるのは中々難しく、私も担任経験を通して、教員としての在り方や視点が磨かれたように思います。

郁文館ならではのやりがいと現在のミッション

 郁文館の教員は生徒の夢や将来の目標としっかりと向き合い、伴走するため、心理的にかなり近い距離で生徒と関わります。生徒には真剣になってもらわねばなりません。こちらから心を開き、腹を割って話をする機会もたくさんありますし、当然ぶつかることもたくさんあります。だから、毎年卒業式では、思い入れが強くなり過ぎて、生徒も先生も皆泣きます(笑)。ここまで深く、人の成長に携わる仕事は、他にないのではないでしょうか。
私自身も、前職で達成感を得たことは何度もありましたが、「心が震えるほど感動する」という経験は初めてでした。

 現在、私は、人材開発室の責任者として、「日本一、教員が成長できる学校」を目指し、様々な仕組みを整備しています。ぜひ、様々な経験を持った方にご入職いただき、ご自身の経験を生かしながら、こういった郁文館だからこそ得られる働き甲斐をつかんでもらいたいと思います。

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