この度、東京学芸大学の理科教育サークル「Aggressive!!」の皆さんにお招きいただき、「探究活動」をテーマに講演とディスカッションを行いました。「未来の先生」を本気で志す学生たちと交わした対話は、私たちにとっても学びの多い一日となりました。

今回の講演テーマ「探究活動」はサークルの皆さんで意見を出して決めていただきました。事前の打合せ時点で「探究は、やりたい人がやればいいのではないか」、「探究において、知識を体系化することは本当にできるのか」といった意見が飛び交っており、本質を見つめ、当たり前を疑うその姿に、私たち自身が背筋を伸ばされる思いでした。

講演では、郁文館の「夢教育」そのものが探究活動である、という考え方をお話ししました。
教科の枠で課題を与えるのではなく、生徒一人ひとりの夢から逆算して問いを立てる。
探究を特別な単元としてではなく、学校生活そのものに溶け込ませている——これこそが郁文館ならではの探究の姿です。
講演後のアンケートには、「探究的にはやや懐疑的な立場だったが、探究の面白さに気が付いた」、「探究がうまくいくのは頭がいい人だけだと思っていたが、ゼロから作り出せるものだと分かった」といった回答があり学生の皆さんの中で変化が表れていました。
そして何より嬉しかったのは、終了後も質疑応答が止まらなかったことです。
「興味や好きなことが見つからない生徒にはどうアプローチするか」——その問いは、すでに”未来の教員”のものであり、「こういう学生に、ぜひ先生になってほしい」と心から思いました。

今回は、私たちにとっても大変学びになる機会でした。高校生の探究が想像以上に進むなか、それを単なるトレンドとして捉えるのではなく、その意義や価値まで深く考え、「教員という立場だったら」と自分事に落とし込んでいる学生の皆さんの姿を見て、「生徒の問いや希望、夢に伴走するには、教える側も学び続けなければならない」という、当たり前のことを思い出させてくれました。

郁文館は今後も、教員養成に取り組むさまざまな大学・サークルの皆さんと、こうしたつながりを大切にしていきたいと考えています。
改めて、貴重な機会をくださった「Aggressive!!」の皆さんに心より御礼申し上げます。